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Channel: 世田谷コンシェルジュ
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震災で消えた小さな命展

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毎週火曜日は「アート」をテーマにお届けしている「アールドヴィーヴル」。
フランス人のライフスタイルを象徴する言葉。「Art de Vivre(アール ド ヴィーヴル)」
この言葉には、生きること全てがアート。自分らしく生活を楽しむ、アートな生き方。
そんな意味が込められています。
   
東日本大震災から9月11日でちょうど2年半がたちます。
9月は1日が防災の日でもあることから、
全国各地で復興に関するコンサートや写真展など色々な催しが行われています。

その中のひとつ、今回は「震災で消えた小さな命展2」を紹介しました。

この「震災で消えた小さな命展」は、
被災者の方から震災で亡くした動物たちのお話を伺い、絵本作家・画家・イラストレーターが描くことによって、亡くなった動物たちの小さな命を絵の中によみがえらせるというものです。
現在94名の国内外のアーティストの方が参加しています。
絵本作家で代表のうささんはじめ、アーティストの方が描いた動物たちは、
どれも可愛らしくて温かく、優しい穏やかな表情のものばかり。
描いた絵は、被災地など各地にて展覧会を開催し、
展覧会終了後、お申し込みいただいた被災者の方にプレゼントするということです。

昨年、岩手県釜石市で開催したときには、もっと多くの人に
「人も動物も同じ命だということを伝えなければ」、
絵画展に込めたアーティストの想いや飼い主の方々の想いを紹介したいと、
被災地である岩手県釜石市がこの展示会をきっかけに
「東日本大震災津波で消えた小さな命を想う」という1冊の本を作成しました。

表紙には代表の「うさ」さんの「同じ星空を見た夜」という作品が使用されています。

「私達に無償の愛を与えてくれた小さな命と、そのいとおしい思い出に捧げます」という
言葉から始まるこの本は、「うさ」さんからのメッセージや、
アーティストの方々が描いた大切な動物たちの可愛らしい作品と共に、
飼い主さんの思い出のメッセージなどが紹介されています。
この本は、被害に合った釜石や大槌(おおづち)の学校に配布され、
日本全国にもこの本を配布しようと現在増刷中なんだそうです。
岩手県のホームページからは、内容をダウンロードして見ることが出来るということです。

今回のこの展示会は2012年8月から約1年をかけて被災地だけでなく、
日本全国海外なども合わせ25ヶ所で開催しています。

東京では、9月11日(水)~9月17日(火)まで、
東京都千代田区の一口坂(ひとくちざか)ギャラリーで開催されます。
(市ヶ谷駅から地下鉄、JR、それぞれ徒歩5分以内)
開館時間は 11時から18時まで、入館料は無料です。
9月15日(日)には代表者の「うさ」さんと絵本作家の「はせがわ・かこ」さんの講演が、四谷地域センターで行われるということです。
それぞれ、詳しい内容は「震災で消えた小さな命展2」のホームページでご覧ください。

絵本作家のうささんの言葉

「私にとって絵本は、やさしさの種です。一度種を蒔けば、きっと、いつか心に花を咲かせると思います。子供の頃に花を咲かせる人もいれば、大人になって花を咲かせる人もいます。花が咲けば種ができ、その種がまた蒔かれていきます。私は、世界中にやさしさの種を蒔いていきたいと思っています。そして、世界中にやさしさの花が咲いてくれる事を祈っています。」


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