世田谷コンシェルジュの西須樹美子です。
今回は食べるばかりが薬草じゃない、
飛騨の薬草で化粧水を作ってみました。
材料となった薬草は、
ドクダミとユキノシタです!
ドクダミは、肌の代謝を高める酵素を多く含んでいて、
体の中の老廃物を排出してくれる、
つまりデトックス作用があるんです。
さらに、炎症をおさえてくれるので、
おできやニキビにも効果があると言われています。
ドクダミ茶などでも知られていますよね。
ユキノシタは、その名のとおりに、
寒い冬に雪の下でも枯れないから、
ユキノシタと呼ばれています。
一年中採れるということで、
昔から人々に親しまれている薬草です。
ユキノシタには、活性酸素の発生を防いで、
老化防止や美白効果があると言われています。
さらに、紫外線による肌の酸化も
防いでくれるそうなので、
美肌にはもってこいの薬草ですね。
薬草エキス
<材料>
ホワイトリカー(アルコール度数35%)
またはウォッカ(40%) 150ml
乾燥させた薬草(ユキノシタ、ドクダミなど)
<手順>
①ガラス容器の8分目まで薬草を入れ
完全に浸かるようにホワイトリカー(ウォッカ)
を注ぐ。
②日付を記入したラベルを貼る
③冷暗所に保管し、成分がよく抽出するように
一日数回シェイクする。
④2週間たったら、コーヒーフィルター等を
用いて濾す。
(中身を取り出すだけでは、細かいカスが残り
カビのもとになるので注意)
この薬草エキスを使い、化粧水を作ります。
薬草化粧水
<材料>
精製水 45ml(80%~90%)
薬草エキス 2.5ml(5~15%)
薬草エキスは複数種類ませてもOK。
植物性グリセリン 2.5ml(5%)
*2~5%の間でお好みの量を調整します。
<手順>
①容器に精製水・薬草エキスを入れ、よく混ぜる。
②①にグリセリンを入れ、よくシェイクする。
③日付ラベルを貼って完成。
冷蔵庫に保存し、3週間以内に使い切る。
*使用の際には、毎回軽くシェイクする。
(グリセリンが分離しやすいため)
薬草ごとに化粧水を作ってもよいのですが、
ユキノシタとドクダミの効能を
すべて取り込みたいと思ったので、
今回はユキノシタとドクダミのエキスを
半分ずつミックスして、贅沢な化粧水を作りました!
実際使った感想ですが、まずは軽い使い心地にびっくり。
正真正銘、保存料・香料フリー、
安心して使用できる化粧水だと実感しました。
さらに今回、飛騨市から届いた薬草のなかに、
とても珍しい薬草がありました。
クロモジ、という樹の枝を
乾燥させたものなのですが、これは細かく切って、
お湯に入れて、手や足浴にするんです。
クロモジは、アロマオイルなどにも使われていて、
リラックス効果から安眠作用があると同時に、
リフレッシュ効果もあります。
また、殺菌、防虫、消臭等の働きも強く、
肌の保湿作用や、傷・虫刺され後の
皮膚の改善などが期待できます。
お湯につけると、
何とも言えないスパイシーな香りが広がり、
手浴をしている最中も香りで癒されました。
私は冬場、手の甲のあかぎれで悩まされるのですが、
クロモジを使った手浴を続けていたところ、
2~3日目にはピリピリとした刺激がなくなり、
関節のひび割れも良くなってきました!
これまでは見過ごしていた薬草ですが、
何気なく生えている身近な薬草ひとつひとつに、
異なる効能があることを身を持って体験できました。
そして、自分が使用している化粧品に、
必要以上の香料や保存料が含まれていることにも
気づかされました。
自然の物を取り入れていくライフスタイルは、
素敵ですよね!簡単に作れる薬草化粧水、
ぜひ皆さんも試してみてください!
コチラもチェック・・・飛騨の日常(いつも)